[ 読者 ]:読者の名を入れて読んで!
----------
「 ある 」に対立した言葉は何でしょう。
哲学者、科学者、宗教家たちは、よく「 無から有が生じる 」と言いますが、
この「 無 」とはいったい何でしょう?
「 無、ない 」といわれると「 空っぽ 」を連想します。
しかし「 空 」という状態が「 ある 」のなら「 無 」は「 ある 」の一つの状態。
「 ある 」に対立する概念ではありません。
「 ある 」に対立する概念ならば ・・・ 何も解らない、何もかもがどろどろに何でもありの、闇鍋の中ような ・・・ どんなものごと概念も成立し、かつ成立せず ・・・
これから語りたい哲学物語では、この「 ある 」に対立する状態を表現する言葉が必要です。
ここではそれを「(図り知れない)混沌 」と呼ぶことにしました。
ビッグバン以前の、ビッグバン宇宙の外も、果てしもない・・
宇宙は「(図り知れない)混沌 」
それは ・・・
なにもかも( anything )が、
ある、であり、同時にないであり、あるでなく、同時にないでもない!
という概念。
それが、宇宙の原理原則。
理解できない宇宙。 理解を超える宇宙。 理解し得ない宇宙。 不可解が満ちている宇宙。
それが「(図り知れない)混沌 」。
「(図り知れない)混沌 」から「有」が生じる!
その「(図り知れない)混沌 」から、ビッグバン宇宙も法則も地球も、[ 読者 ]も、何もかもが生まれて、そしてやがて還っていく。
なぜ? 何のために? どのようにして!?
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。