[ 読者 ]:読者の名を入れて読んで!
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[ 読者 ]と名付けれれた地球人型ロボットの視点(操縦席)は、今の今、覚醒しています。
そして気が付きます。
認識装置を持つ地球人型ロボットたちは、
── 実感を伴う視点が紛れもなく出現している地球人型ロボットのことを「 私 」だと認識している!
── 実感を伴う視点があるのかどうだか解らない地球人型ロボットを他人と認識する。
人間たちは、地球人型ロボットスーツを着ている。
その地球人型ロボットスーツには、記憶し・感情を作り出し・思考する仕組み「認識装置」が備わっている。
ロボットスーツと認識装置は、五感の情報を伝達する神経でつながっている。
これが「 認識 」の仕組みだ。
また、認識装置には認識装置自体の活動状況をリアルタイムに「 自己認識 」する仕組み、つまり「 意識 」も備わっている。
ここまでは[ 読者 ]自身もAさん(他人)も同じだ。
そしてそこに、宇宙にただ一つ「(紛れもなく)ある! 」、絶対的に「 ある 」としか言いようのない・・・
視点を認識装置内に取り込んでいる地球人型ロボットが[ 読者 ]=「 私 」。
その視点を取り込んでいるのかどうだか、論理的に証明しようのない(=「(図り知れない)混沌 」)地球人型ロボットがAさん(他人)。
・・・です。
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「(図り知れない)混沌 」について、ここで確認しておきます。
一般に、
「 ある 」の対(反対)は「 ない 」だと言われます。
「 ある 」は、あるという事実がここにあればそれでいいのですが、「 ない 」については過去から今までの宇宙の隅から隅まで、つぶさに探索する必要がありますが、そのような方法は現実的に成立しません。
「 ない 」は証明する方法が論理的に成立していません。
「 ある 」の対になる状態は「 あるともないとも知る方法がない。解り得ない 」ということ。
そのことを、ここでは「(図り知れない)混沌 」と言っています。