[ 読者 ]:読者の名を入れて読んで!
----------
私たちは、というよりも[ 読者 ]の頭の中は、
・生まれてからずっと体験してきた、 あるいは
・物理学的、科学的常識教育に染まってきた、
結果、その常識感から外れるものごと状況に対しては、とても奇異な感じを受けます。
しかし、ここで、そうした「 当たり前 」感を脇において、整理し直してみましょう。
< ① 紛れもなく「 ある 」のは?>
広い宇宙にただ一つの「 視点 」の出現現象。
[ 読者 ]が覚醒しているとき、実感で満ち溢れた「 視点 」が、出現しています。
< ② 図りしてない「 混沌 」とは?>
出現している「 視点 」にとって、認識しているものごと状態の殆んどが、理解不可能、知り得ない、解き得ない、です。
例として、
たった一つの[ 読者 ]に憑りついている視点はいったい宇宙のどこにあるのか? とか。
たった一つのハズの視点が他人Aさんにも視点があるのか? とか。
< ③「ある」と考えて辻褄が合うのは? >
①と②の間に、「 視点 」が論理的に思考して、ある、と考えても違和感のないものごと状態があります。
これが、科学や論理で納得できる対象範囲です。
----------
哲学は、
科学は解き得ない、論理的には説明し得ない「 ②(図り知れない)混沌 」を無理矢理に探求するもの、ではありません。
科学的には理解可能な、
「 ③ ある(と考えて辻褄が合う)」ものごと状態と「 ②(図り知れない)混沌 」のものごと状態の境界がどのあたりにあるのか、
を研究する学問です。
---
<補足>
この「(図り知れない)混沌 」を矛盾と決めつけ、物理科学的に説明しようと試みている知識人の方々がいらっしゃるようですが、目指すところを間違えないようにお願いしたいところです。
※ 意識のハード・プロブレム をご参照ください。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。