[ 読者 ]:読者の名を入れて読んで!
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さて、
[ 読者 ]と名付けられた地球人型ロボットの視点(操縦席)は、今の今覚醒しています。
その視点は、五感と記憶と思考と感情を機能させながら、100年ほど前を想像します。
100年ほど前に、
アインシュタインなどの偉人のお蔭で、
光速に近い動きを表現するにはニュートン力学では誤差が大きすぎることに気が付いた。
今では、一般相対論で補正されている。
100年前には視点は覚醒していなかったが、今の今覚醒している視点が、五感と記憶と思考と感情を機能させながら、100年前のこの変化を想像し「認識」している。
今、覚醒している視点は、五感と記憶と思考と感情を機能させながら、
1)100年前は、ニュートン力学がすべてだと信じられていたこと、
2)今は、超高速を考えるときには、一般相対論で補正するのだということ、
二つの「 ある、あった(と考えて辻褄が合う)」を知っている。
その他にも、科学の力で新しい「 認識 」が次々と発見された。
量子の発見、X線の発見、ダーウィン進化論、ウイルスの発見、DNAの発見、放射能の発見、
麻酔の発見、血液型の発見、ペニシリンの発見
などなど、
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視点は今の今、覚醒しています。
今あるのは、過去の「 ある(と考えて辻褄が合う)」ではありません。
今ここにあるのは、過去の痕跡、記録、記憶の分析から100年前の状況を「 あった(と考えて辻褄が合う)」と想像している視点の認識と納得が存在するだけです。
新しいものごと状態が次々発見されると、古いものごと状態は一体どこへ行ってしまうのでしょう。
ものごと状態の「 ある(と考えて辻褄が合う)」は、常に視点(つまり[ 読者 ])の認識のことです。
社会や他人の認識ではありません。
視点の認識は、今の今活性化しているのです。
ものごと状態の今の認識は常に、視点が今ここで認識しているそれが「 ある(と考えて辻褄が合う)」です。
古いものごと状態は、視点が今ここに、誤認や、曖昧性の大きいものとして認識している、ということです。
え?
『 それじゃあ、[ 読者 ]が今真実で「 ある(と考えて辻褄が合う)」と信じているものごと状態でも、近い将来に新発見でヒックリ返るかも知れないじゃないか! 』
もし[ 読者 ]がそのように認識しているのならば、その程度の曖昧性、不安定さを含んで「 ある(と考えて辻褄が合う)」のだということ。
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未来について触れておきましょう。
時間は「 今 」しか存在しませんが、その「 今 」は常に「動き」を内在しています。
例えば、或る素粒子が、ここxにあるとき、v=f'(x)という速度で動いています。そしてその速度vも加速度α=f''(x)を含み、加速度αもf'''(x)の変化を・・・と、理論上は無限の変化を含んでいます。
或る素粒子の未来の位置を知るには、理論上では「 今 」に含まれるすべての変動...f''''''(x)....f'''(x),f''(x),f'(x)を全て積分して積み上げることで知ることができます。・・・ が、
宇宙に存在するすべての素粒子について、それを知ることも、積分することも事実上は不可能です。
人間たちは実に曖昧な未来予測で我慢するしかありません。
時間は「 今 」だけがあります。
しかし、空間の一次元を借り、痕跡や今の変化を左から右へ並べて「過去から未来に向かって流れている」という概念を作り上げると、概ね辻褄が合います。
そして「 今 」だけがある時間が、
「 過去から未来への流れがある(と考えて辻褄が合う)」
になるのです。
このことを頭に入れていないと ── 空間の性質からの連想してしまうのでしょうが ── 時間の逆流、タイムトラベルなどというあり得ない概念を作りだしてしまうことになってしまうのです。
それでも視点(=[ 読者 ]自身)が「 ある(と考えて辻褄が合う)」と信じているのならば ・・・、その通り「 ある(と考えて辻褄が合う)」です。
他人の認識がどうだ、ではなく、[ 読者 ]の今ここでの認識 が一体どうなのか、ということ。
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